[Chapter 2] 2.6 Samba デーモンのテスト

2.6 Samba デーモンのテスト

信じられないかもしれないが、Samba サーバのセットアップはほぼ完了している。残された課題は、全てが思い描いたとおりに機能することを確認することである。これを行う手ごろな方法は、 smbclient プログラムを用いて、サーバがネットワークに何を提供しているか調べることである。全てが適切にセットアップできていれば、次のようになるだろう。

# smbclient -U% -L localhost

Added interface ip=192.168.220.100 bcast=192.168.220.255 nmask=255.255.255.0
Domain=[SIMPLE] OS=[Unix] Server=[Samba 2.0.5a]

        Sharename      Type      Comment
        ---------      ----      -------
        test           Disk      For testing only, please
        IPC$           IPC       IPC Service (Samba 2.0.5a)

        Server               	    Comment
        ---------            	    -------
        HYDRA                	    Samba 2.0.5a

        Workgroup            	    Master
        ---------            	    -------
        SIMPLE               	    HYDRA

問題があったとしても、冷静に！　デーモンを手動で起動してシステムの出力を確認するか、ログ・ファイル /usr/local/samba/var/log.smb を見れば、何が起きたのか確認できる。より深刻な問題が生じていると思うのであれば、 Samba デーモンの問題解決の手助けとなる Chapter 7, 印刷と名前解決 へ飛びなさい。

正常に機能しているなら、おめでとう！　ディレクトリを共有している Samba サーバのセットアップに成功している。これは簡素なものであるが、次章で Windows 95/NT クライアントのセットアップやテストに使用する。　そしてこれから、ホーム・ディレクトリやプリンタ、セキュリティなどのサービスを付加し、より興味深いものへ仕立て上げていくと共に、大規模な Windows ドメインへのサーバの統合方法を確認していく。


2.5 Samba デーモンの起動		3. Windows クライアントの設定

Using Samba

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