VMware


VMwareとは?

 VMwareは、Intel x86ベースのPC上で複数のOSを動作させる仮想マシンです。 VMware, Inc.の製品で、 日本では (株)ネットワールド (旧 (株)ネットサーブ) が売っています。 Linux用とWindows NT/2000用があります。 Linux版VMwareは、FreeBSDのLinuxエミュレーションでも動作します。


何ができるの?

 一台のマシンで複数のOSが同時に動きます。 以下の例では、 FreeBSD 4.0-RELEASEのLinuxエミュレーション上でVMwareを動かし、 WindowsNT Workstationを動作させています。

Screen shot
VMware起動中の画面
拡大図 (1280×1024, 99kB)

 いちばん手前がVMwareのウィンドウで、その後ろにTgifがいます。 さらに後ろにはktermがいくつかあり、右上にAfterStepのロゴが見えます。 VMwareのウィンドウ内には、 手前から順に、エクスプローラ、Microsoft Word、一太郎が並んでいます。 エクスプローラが表示しているのはネットワークコンピュータの内容で、 FreeBSD上のSambaがファイルサーバをしています。 FreeBSDとWindowsNTとは、仮想ネットワーク経由で通信しています。


何が嬉しいの?

 例えば、以下のような使い方ができます。


遅くないの?

 ディスクや画面表示などのI/Oまわりは、遅くなっているでしょう。 ちょっと使ってみた感じでは、まぁまぁの速度で動いているようです。 数値計算のベンチマークをしてみると、 計算速度はホストマシンの85%くらいになっています。

表1. 数値計算のベンチマーク結果
  ホスト 仮想マシン
OS FreeBSD 4.0-RELEASE FreeBSD 3.3-RELEASE
実行時間[秒] 1135.1054 1325.8872
速度比 100 85.6


ちょっと試してみたいんだけど?

 1ヵ月間は無料でテストできます。 ユーザ登録とライセンスの取得は必要です。


(作成: 2000年9月5日 )