![]() |
Using SambaRobert Eckstein, David Collier-Brown, Peter Kelly 共著第一版 1999 年 11 月 1-56592-449-5, 注文番号: 4495 416 ページ, 34.95 ドル |
A.2 要求条件
SSL接続を設定するため、Sambaに加えて以下の二つのプロダクトをダウンロードする必要がある:
- SSLeay
UNIXのライブラリ形式でのEric YoungによるSecure Socket's Layer (SSL) プロトコルの実装
- SSL Proxy
Objective DevelopmentによるフリーウェアのSSLアプリケーション。これはUNIXやWindows NTプラットフォーム上で安全なSSL接続をプロキシするために使うことが出来る。
以上2つのプロダクトがSSL接続をサーバサイドとクライアントサイド各々での暗号化を支援する。SSLeayライブラリはUNIXシステム上で直接コンパイルされインストールされる。一方SSL Proxyはダウンロードおよびコンパイルを行ない(もしくはバイナリ形式をダウンロードし)、 クライアントサイドに置かれる。もしSSL接続の終端にWindows NTクライアントかSambaクライアントを利用するつもりであれば、特別な設定は不要である。
しかしSSL ProxyはWindows 95/98マシン上では動作しない。そのためSambaサーバとWindows 95/98クライアント間で安全な接続を確立したい場合は、Windows 9 xクライアントと同じサブネット上にUNIXサーバかWindows NTマシンを配置して全てのネットワーク接続をSSL Proxyが有効なマシンに転送する必要がある。 図 A.1を参照のこと。
Figure A.1: Windows 95/98 クライアントにプロキシを経由させるための2つの利用可能な方法
この章では、単純にSambaサーバとWindows NTクライアントとの間にSSL接続を作成する。この設定は管理者の判断でより複雑なネットワークを構成する場合にも利用可能である。
© 1999, O'Reilly & Associates, Inc.