このプログラムは Sambaシステムの一部である
testparm はsmbd構成ファイル内部の正当性を検査するための 非常に簡単なテストプログラムである。このプログラムが問題なしと 報告した場合、smbd による構成ファイルの ロードが成功することが確実な形で、構成ファイルを使用することができる。
ただし、構成ファイルに指定されたサービスが、 期待通りに動作するか、有効になるかということは 保証されないことに注意されたい。
コマンドラインにオプションのホスト名と IP アドレスが指定されると、 テストプログラムはサービスエントリに対して動作し、 指定したホストが各サービスを利用する 権利を持つかどうかを報告する。
testparmは smb.conf に エラーを見つけると呼び出したプログラムに 1 の、エラーがなければ 0 の 終了コードを返す。これにより、シェル・スクリプトは testparm からの出力をテストできる。
このオプションが指定されない場合、testparm はサービス名を表示した後でプロンプトを表示し、リターンキーが 押されると、サービスの定義をダンプする。
使用方法のメッセージを表示する
%L マクロの値をservernameに設定する。 これは、%Lマクロによって指定される include fileを試験するのに有効である。
これはチェックする構成ファイルの名前である。 このパラメータを指定しないと、 規定のsmb.confファイルがチェックされる。
このパラメータとそれに続くパラメータが指定されると、 testparmは smb.conf中の hosts allowと hosts denyパタメータを使って、 指定されたIPアドレスとhostnameがsmbdサーバに アクセス可能を許可されているかを判断する。 このパラメータを指定した場合、 次のhostIPパラメータも指定すること。
これは前のパラメータで指定したホストのIPアドレスである。 このアドレスは、hostnameパラメータを指定した場合 必ず指定すること。
プログラムは構成ファイルのロードが正常に完了したか否かを報告する。 ファイルがロードされなかった場合、エラーと警告が出力される。 ファイルのロードが完了したなら、 プログラムは設定されているすべてのサービスの詳細を 標準出力に出力する。
オリジナルの Samba ソフトウェアと関連ユーティリティは、 Andrew Tridgellによって作成された。 現在 Samba は、Samba Team によって Linux カーネルの 開発と同様に、オープンソースプロジェクトとして開発されている。
オリジナルのSambaマニュアルは、Karl Auer によって執筆された。 マニュアルのソースは Jeremy Allison によって YODL 形式に変換され、 Samba 2.0 リリース用に更新された。(YODL はオープンソース・ソフトウエアの優れた作品である ftp://ftp.icce.rug.nl/pub/unix/より入手可能。) Samba 2.2 における DocBook形式への変換は Gerald Carterによって 行なわれた。